檀園高校が旅客船セウォル号沈没事故の40分前、済州海洋警察から電話がかかってきたとし、疑惑が広まっている。
同校のA教諭は事故当日の16日午前8時10分、職員室にかかってきた電話を自身の机で受けると発信元は「済州海洋警察」だったと主張。この発信者は
「済州海洋警察です。セウォル号と連絡が取れないのですが、引率教師の方の携帯電話番号を教えていただけませんか」と要求したため、A教諭が1名の番号を
伝えると「その番号はすでに一度かけたのですが通話ができないので、他の方の番号を教えてください」と再び要求。他の教諭の電話番号を教えた、とA教諭は
説明している。
京畿教育庁は以降、A教諭が乗船している教諭たちへ連絡をとり「異常の有無」を確認したが、どのような会話をしていたのかまでは確認できていないと明かした。
檀園高校は40分後、カン某氏(52、死亡)教諭から「船に異常が発生しているようだ」との電話を受けたのに続き、その5分後「沈没し始めている。船が左側に傾いている」と事故の報告を受けたという。
同内容は、檀園高校が16日午前から事故状況にすべて記録。午前10時8分の状況を写真で撮り、そのまま京畿教育庁へ報告した。
しかし、A教諭が電話を引き継いだために発信元の電話番号は記録されていなかった。
この“8時10分のミステリー”をめぐり、「済州海洋警察が事故40分前、異常兆候を捕捉したのにも関わらず、対処を先延ばしにしたのではないか」という疑惑が提起されると、済州海洋警察は「電話をかけた事実はない」と否定。
続けて「通常、運航中の旅客船の進路や速度が突然変更されるなど、特異状況がある場合、海洋警察管制センターで確認をする場合はある」とする一方で「事故海域は珍島海上警察の管轄であるため、済州海洋警察が電話をかけて確認する理由はない」と強調している。
これについて済州海洋警察は、合同捜査本部に海洋警察側の立場を伝達し、通信履歴の提出を要求。正式に通信事実の確認を要求して調査することを明かした。
近日中に調査を通し、済州海洋警察の通話詳細は明らかになるが、疑惑がおさまる気配はない。もし、電話をかけたことが事実であるならば、なぜ珍島海洋警
察の管轄区域で済州海洋警察が電話をしていたのか、済州海洋警察は異常兆候を捕捉していながら、なぜ対処しなかったのかなどが解消されるべき疑問点とな
る。
また、済州海洋警察が電話の発信元でなかったとしたら、いったい誰が電話をかけたのか、なぜ「済州海洋警察」を名乗る必要があったのか。
さらに、これら2つのケース以外に、京畿道教育庁は檀園高校が午前8時10分、“誰か”からセウォル号と関連した電話を受けた後、カン教諭からの事故の
通報を受けるまで約40分間、乗船した他の教諭へ電話をかけ、どのような会話をしていたのかについても口を閉ざしており、疑惑は深まる一方だ。
京畿道教育庁は「済州海洋警察から電話は受けたという教師が以降、事故発生時刻まで船に乗っていた他の教師らと電話でどんな会話をしていたのかについて
は現在、確認中である」とし「公式的に明らかにできるのは“済州海洋警察”と名乗る人物とA教諭が電話で通話をしたという事実のみ」としている。タオバオ代行
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